びわの話 -びわを知ってびわを好きになろう!-


① おいしいびわの選び方


 ○ 左右対称にふくらんでいる。

 ○ 皮にツヤがある。

 ○ 淡いオレンジ色。

 ○ うぶ毛に覆われているもの。(びわの表面をよーく見てくださいうぶ毛がたくさん生えてます。(*^.^*)


② 保存方法


 びわは大変デリケートな果物です。

 デリケートだから冷蔵庫に入れるのは間違いです。(長時間冷蔵庫に入れると果肉が固くなりますよ。(^^;)

 低温に弱い果物なので常温で保存し出来るだけ早く食べることをお勧めいたします。



③ 取り扱い方

○ 果実は傷つきやすいので、丁寧に取り扱う。(落とした場合はすぐ食べましょう!)。

○ 果肉には、酸化酵素とタンニン質を含むので、皮を剥いたり、
   切った切り口が長時間空気にふれると、褐色に変化してしまう。

○ 食べる直前に皮をむくのが一番よいが、レモン汁をかけておくと防ぐことができる。



④ 栄養・成分・効能

○ 主成分は、ブドウ糖果糖

○ トマトの2倍弱のベータカロチンを含む。(ベータカロチンは粘膜や皮膚の健康を守り、 風邪による咳を鎮め、
   気管を潤し、肌荒れ、ガンの予防に効果がある。)

○ ワインなどに含まれるポリフェノールを含んでおり、体に有害な活性酸素の働きを抑制し、
   老化、ガン、慢性疾患を防ぐ。

○ びわの葉療法といい、葉も古くから民間療法に用いられている。
(最近びわの葉が注目されてます☆)
  (びわの葉には、アミグダリンという物質が含まれており、これが薬効成分となっている。
   アミグダリンはビタミンB17になり、ガンに画期的な効果があると話題になっています。)

○ 腹痛、リウマチ、神経痛、腰痛、内臓の痛みがあるときは、 びわの生葉に茹でたコンニャクをタオルにくるんで、   患部にあてると痛みがとれる。
   火傷にも、生葉を患部にあて、乾かないように油紙などをはっておくと痛みがとれる。

○ 葉の煎じ汁もいろいろと効果がある。お風呂に入れると皮膚病が治り、肌もなめらかになる。
   また、疲労回復の効果もある。化粧水として利用しても、肌のキメが細かになる。
   お茶がわりに飲むと、喘息、慢性気管支炎などに効果あり。漢方では清涼健胃薬といわれ、
   暑気あたりの防止によいとされている。
   そして、種にもアミグダリンを含んでいるので焼酎などにつけておくことで、その成分を抽出できる。

○ 奈良時代、光明皇后がつくられた「施薬院」は、貧しい人や病気の人々を救済する施設。
   ここでは、びわの葉療法が行われていた。 幕末の頃には町の薬店が、
   道行く人々にびわ薬湯を飲ませていたといわれている。

○ 
実、葉、種とすべてが薬効成分となる優れた果物です。


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